全国の中学・高校から約300名が集まり探究成果を発表!!
2023年12月16日(土曜日)、関西学院高等部主催「中・高生探究の集い2023」(後援:関西学院大学、Classi株式会社)が関西学院大学上ケ原キャンパスにて開催され、全国の中学・高校39校から約300名の生徒・教員が集結しました。
昨年に引き続き、探究活動の発表の場としてポスターを使った発表①オープン部門(当日審査なし48組)と、スクリーンを使った発表②コンテスト部門(当日審査あり25組)の2部門を募った結果、①オープン部門29校48組(123名)②コンテスト部門26校38組(95名)から応募があり、コンテスト部門では事前審査を通過した20校25組(55名)のファイナリストが当日審査に進みました。ご応募いただきました皆様、誠にありがとうございました。
当日は、関西学院大学学長の森康俊教授が冒頭挨拶の中で参加者を激励しました。続いて、各部門でのプレゼンテーションがなされ、環境・教育・文化・人権・医療・食料など様々な視点やアイディアが詰まった発表が披露されました。
中・高生探究の集い2023 各部門参加チーム一覧
コンテスト部門の審査には、下記の10名(各部屋2名)があたりました。
大阪大学スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 井ノ上憲司准教授 |
関西学院大学高等教育推進センター 時任隼平教授 |
近畿大学法学部教養・基礎教育部門 出口朋美准教授 |
関西学院大学高等教育推進センター 岩田貴帆専任講師 |
大阪大学全学教育推進機構教育学習支援部 長岡徹郎助教 |
関西学院大学生命環境学部 住政二郎教授 |
東京学芸館大学先端教育人材育成推進機構 登本洋子准教授 |
関西学院大学商学部 月岡靖智准教授 |
大阪教育大学理数情報教育系 山本良太准教授 |
関西学院大学ライティングセンター 西口啓太准教授 |
発表後には、審査委員から温かくも鋭い指摘や質問が次々と投げかけられ、発表生徒にとっては学びや気づきを得る機会になったことと思います。
コンテスト部門1位は神戸大学附属中等教育学校
[受賞校一覧]
1位:神戸大学附属中等教育学校
「ふわふわ」感とは何か―領域横断的な観点から考える―
2位(同率2チーム):東京学芸大学附属国際中等教育学校より2チーム
「カテキンの効能とその応用~抗菌効果と害虫対策の検証~」
「環境心理学と仕掛学から考えるゴミ箱利用者の行動モデルと分別を促進させるゴミ箱の作成」
Classi賞:福井県立若狭高等学校
「フードドライブを通して食品ロスを減らそう」
午前中の発表・審査に加えて、午後には教員対象のセミナーとして京都大学大学院教育学研究科の西岡加名恵教授にお越しいただき、「探究的な学習」におけるパフォーマンス評価についてご講演いただきました。
また今回も、関西学院高等部の探究型活動の委員会であるSSP(SmallSteps of People)メンバーの生徒・学生が主体となって本会の司会進行、会場係、生徒交流会の企画・運営などを行ないました。
【主催者より関係の皆さまへ】
今回も多くのご応募およびご参加をいただきました中学・高校の生徒・教員の皆さま、快くセミナー講師・審査員を引き受けていただきました11名の先生方、会場提供や広報、受賞校への奨学金「Classiチャレンジサポート費」などさまざまな形でご後援していただきました関西学院大学、Classi株式会社の皆さま、当日スタッフとしてご協力いただきました高等部生徒・教職員の皆さま、さまざまな方のお力添えで中・高生探究の集い 2023 を開催することができました。この場をお借りして皆さまに厚くお礼を申し上げます。 来年度も3回目となる 中・高生探究の集い 2024 を開催する予定です。また後日詳細を発表いたしますので、是非ご参加くだされば幸いです。
<開会式>
<オープン部門>
<コンテスト部門>
<生徒交流会の様子>
<閉会式・審査講評>
<審査講評:東京学芸大学 登本洋子准教授、関西学院大学 岩田貴帆専任講師>
<審査総評:関西学院大学 時任隼平教授> <閉会の辞:関西学院高等部部長 枝川豊>
『中・高生 探究の集い2023』概要
学校毎のチーム単位で探究学習を進めている生徒の皆さんに2つの部門から選択して探究の発表をしていただきます。
詳細は下記、ご確認ください。
※現地開催のため、先生方の引率を本イベントの参加条件としております。
※同一校からは、オープン部門、コンテスト部門へは最大各2チームずつ申し込むことが可能です。
当日は先生方のみの見学も可能です。先生方と生徒の皆様でご参加いただき、学びを得る一日となれば幸いです。
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■日時
2023年12月16日(土) 10:00~15:45
■開催場所
関西学院大学 西宮上ケ原キャンパス(兵庫県西宮市上ケ原一番町1番155号)※現地開催
■詳細・お申し込みページ
お申し込みページサイト*2023年は受付終了
※先生経由でのお申し込み必須です
※事前課題の提出〆切は11月17日(金)です
■イベント内容
下記の2つの部門より選んでご参加いただく形となります。なお、お申込みとは別に事前課題の提出が必要となります。
①オープン部門(ポスターセッション)48組 発表10分
※募集人員を超えた場合のみ事前審査を行う可能性があります
審査や評価を目的としたものではなく、生徒の探究活動をお互いに発表・質問する対話を重視した形式を取る予定です。
[こんな生徒の皆様にオススメです]
・探究学習を始めたばかりでまだ自信がないが、自分の言葉で発表したい
・他校の探究学習について聞いてみたい・学びたい
※オープン部門では、探究学習の途中経過の報告、まだ終了していなくても参加は可能です。
※ポスターセッションのため発表資料の作成をお願いします。
②コンテスト部門(発表・審査)事前審査有 25組 発表12分・質疑8分
探究学習の評価に詳しい大学の先生方を審査員に迎え、探究学習の成果発表について審査を行う予定です。
テーマ・内容については問いません。
[こんな生徒の皆様にオススメです]
・今までの活動について外部で発表したい
・大学の先生方からの質疑や講評を受けてみたい
※コンテスト部門優秀賞チームには、Classi社より、探究活動費の贈呈を想定しています。
※探究活動費用としての利用をお願いしており、事後のレポート・取材等にご協力いただければと思います。
■先生向けセミナーについて
多数の高校での実践に関わられている京都大学の西岡先生にご登壇いただき、
現場の実践や知見を活かして先生同士の情報交換・お悩みの解決の時間になれるようにご講演いただく予定です。
講師:西岡加名恵 教授(京都大学大学院教育学研究科)
講演テーマ:「探究的な学習」におけるパフォーマンス評価
講演内容:「総合的な学習(探究)の時間」や理数探究などにおけるポートフォリオ評価法の活用などについて紹介します。
■生徒向け交流会
参加者の中高生の交流・対話を予定しています
(▽2022年度の様子)
■参加対象
全国の中学生・高校生
■お問い合わせ先
関西学院高等部事務室 TEL:0798-51-0975
【本イベントを担当する関西学院高等部の西室雅央・教諭より】
「昨年度に引き続き、学びの成果の共有はもちろんのこと、熱意やエネルギー、喜びや感動、疑問や悩みを対面で直に感じることのできる場を参加者全員で作り出したいと思います。多くの気づきが生まれ、次のステップに向かうヒントを1つでも得ることが出来ればと願っています。」