富永浩史教諭が日本魚類学会で論文賞
富永浩史教諭が日本魚類学会で論文賞
武庫川で捕獲したカマツカ
関西学院高等部の富永浩史教諭(理科)が9月16日、2017年度日本魚類学会で論文賞を受賞しました。
富永教諭は、これまで1種と思われていた淡水魚のカマツカを調査し、遺伝子が別種レベルに異なる3系統が存在することを日本で初めて発見しました。日本列島における淡水生物の系統地理学上重要な知見を提示し、魚類学の進展に大きく寄与したとして、高く評価されました。この論文は2015年7月、日本魚類学会英文誌「Ichthyological Research」に掲載されました。
富永教諭は「全身全霊、力を入れて執筆した論文が評価されて大変うれしく思います。高校教員の仕事との両立は苦労が大きいですが、今後続く研究も論文として成果を公表していきたいと思います」と話しました。