快挙!数理科学部 Yau Award コンテスト決勝へ進出
数理科学部が快挙!Yau Award コンテスト決勝へ進出
11月12日~17日、シンガポールで行われましたYau Award(数学コンテスト)の準決勝に
出場していた数理科学部が、見事、準決勝を勝ち抜き、北京での決勝進出を決めました。
Yau Awardは、数学界最高の賞であるフィールズ賞を受けた中国人数学者の
丘 成桐(Shing-Tung Yau)を記念して創設された国際的な数学コンテストです。
例年、浙江大学,カリフォルニア大学サンタバーバラ校学長、シカゴ大学などの学長
などが顧問を務め、MIT,ハーバード、UCLA,トロント大学、中国科学院などの、
数学の広い分野をカバーする学者が審査員となっています。
このコンテストに参加する多くのチームが大学や研究所に属する数学者を
特別コーチとしており、関西学院高等部のような高校だけの力での参加は稀です。
数理科学部のテーマは組み合せゲーム理論の中の、チョコレート問題と呼ばれるもので、
生徒のアイデアを元にして、数式処理ソフトMathematicaを十二分に活用した結果を、
生徒と顧問の宮寺教諭(理博)が理論として作り上げたものです。
この研究は既に国際的な数学雑誌Integersに掲載が決まっており、今回の発表では、
さらにその研究成果を大幅に改良できたものとなっています。
準決勝時の審査員の評価はかなり高いものでしたから、決勝での優勝も十分に狙えると、
期待が高まっています。
数理科学部のこの冬の活躍にご期待ください。