[SGH]GGPタブレットセッションを実施しました。
テーマ:「今世界で何が起こっているか ~タブレットで追跡せよ」
対 象:GGP1年生全員
目 標:現在世界で起こっていることに興味を持ち、それに対して自分なりの意見を持つ
1年生のGGP活動では、生徒が世界の問題に目を向け、「国際協力」や「国際問題」へ公正な理解と認識が持てるような取り組みとして、今年度より1年生全員に導入されたiPadを用いて「GGPタブレットセッション」を行いました。夏休みにはNews Picks社のアプリを利用し、いま世界で起きていることから自分が興味のあるニュースをピックアップしてまとめ、2学期からはクラス内でグループに分かれて活動を継続しました。12月18日(火)にはクラス内発表会を行い、代表グループを選出しました。その後はクラス代表がクラスのテーマに沿って新聞記事を収集し、大型ポスターの作成にとりかかりました。
NewsPicks社 西村脩平氏による講演会
今回活用したニュースアプリNewsPicksは、配信したニュースに対しその分野の専門家や一般の方から、解説コメントや意見が寄せられることを最大の特徴としています。クラスの代表者が最終動画を作成する上で、NewsPicks社のスタッフである西村脩平氏からのご指導・ご協力を得ることができたことは、大変有意義なことでした。
クラス内発表・クラス代表選出
各クラスの代表者が取り組んだテーマは、「AI問題」「大阪万博で何をしたいのか」「日本のごみ問題の解決法」「入れ墨は日本でなぜ肯定されないのか」「GAFAの世界席巻にどう対処するか」「日本食はなぜ世界に広がったのか」「日本の2050年問題とは」などです。動画作成に向け、生徒たちは自身で選んで調べたテーマに関して多くの知識を習得し、かつ多面的に理解する方法を学びました。
苫野一徳氏による講演会・クラス代表発表会
年度末の活動として、3月12日(火)熊本大学教育学部の苫野一徳先生にお越しいただき講演会を開催しました。「世界で起こっている難問に挑戦する」というテーマのもと、クラスの代表者が苫野先生の前で発表し講評いただく形式で進められ、前回高等部にて講演していただいた西村脩平氏にもご参加いただきました。ポスターセッションで取り上げた社会問題について、結論を出すのでなく討論からその問題を深化させ、本質的な課題に迫るといった体験も含め、一年間で学んできたことを皆で共有しました。
今年度のGGP1年生の活動で、生徒たちはニュースサイトを通して幅広く時事・国際問題に触れることにより、読解力や分析力を得ることができました。また仲間との協働、個々の協調性やリーダーシップを深化させ、最終発表会である動画コンテストにおいては、互いの動画を見ることにより共感力や発信力を培いました。
ICTの活用がますます要求される今後、このような取り組みが継続的に実施できることに期待がかかります。