[SGH]GLP生によるKG Marchéを開催しました。

2018.06.06

日時:2018年5月9日(水)放課後 高等部棟2階ホールにて
主催:GSⅢ KGマルシェ実行委員会


 5月9日(水)の放課後、GLP3年生有志が主催する『KG Marché』が高等部内で開催されました。このプロジェクトは、西宮市の農業活性化を目指し、グローバル・スタディ(GS)Ⅲの受講生徒4人が企画し、賛同するメンバーとともに実現させたものです。マルシェ考案は、GLP生がSGHのプログラムや授業などを通して「食育」に関心をもち、さらには地元である西宮の農業についてもっと深く知り、ひとりでも多くの生徒に地産地消を身近に感じてもらいたい、という想いからスタートしました。
 当日は、農家から直接運ばれた新鮮で旬の野菜を校内で販売、また西宮野菜を加工・調理した食品も販売するなど、事前準備から当日の販売・後片付けまで生徒が主体となって実施し、盛況のうちに無事終えることができました。
 グローバル・スタディ(GS)ではさまざまな社会問題と向き合い、「自分たちには何かできるか」を常に考える機会が与えられています。今回のプロジェクトがきっかけとなり、生徒たちが地域の農業を将来的に支える未来志向を持てるように、またそれを担う人材や協働・支援の場が生み出されることが大いに期待されます。

<主催者の振り返り>

マルシェ1

 今回私たちは西宮の農業を活性化させるために、未来の担い手である学生に西宮野菜を知ってもらうことを目的にこのKG Marcheを開きました。何もかも初めての試みで計画当初からは妥協しなければいけないこともいくつかありましたが、その分11人のメンバーで何度もミーティングを重ね、様々なアイデアを出しながら頑張って来ました。これだけのメンバーが集まるとあらゆる角度から新鮮な意見がもらえるので、それが私自身にとってもこのマルシェにとっても良い刺激になりました。
 当日は予想以上の生徒が買いにきてくれて、野菜を食べてくれた生徒からは後日いろいろな感想をもらい、私たちの思いを伝えることができたようで嬉しく思いました。いくら私たちが西宮農業の未来を支える存在になりたいと思っていても生徒が興味を持ってくれなければ前に進まないので、買いに来てくれた生徒の皆さんがこの機会を通して生産地が近い野菜の美味しさに気づいてくれればと願っています。

<参加生徒の感想>

マルシェ2

◆安全な「食」や「農業」に興味のある私は、スタッフとしてKGマルシェに参加しました。今回協力していただいた農家の方々は、西宮市で農業を営んでおられ、私たちのすぐ身近であることに驚きました。また、私たちが農家の方々と一緒に、運ばれてきた新鮮な野菜たちを実際に販売したことで、これが「地産地消」なのだと実感しました。私たちが地元産の物を買い、支える。そして、私たちが求めることを生産者の方々へ伝えて行く。そんな交流の場として、KGマルシェが発展していくことができれば良いなと思います。

マルシェ3

 
◆私は今回のKGMarcheで自分が住む町でつくられている野菜について学ぶことができましたが、それらをどう身近な人達に伝えたらよいのか、ということについて考えさせられる機会でもありました。私たちが野菜と一緒に販売していた「ほうれん草とじゃがいものポタージュ」がそのひとつです。ポタージュといえば、コーンやかぼちゃといった野菜をつかうイメージが強かったのですが、それをあえて意外性のあるほうれん草にすることでさらに興味をもってもらえるアイデアだなと思いました。

マルシェ4

 私を含め誰もほうれん草のポタージュを飲んだことがなかったので、楽しみでワクワクしました。完成しておいしくできあがったポタージュを飲んだ時の達成感と、当日買っていただいたお客さんの「ほうれん草でもおいしい!」の言葉はとても身にしみました。ポタージュだけでなく西宮市の野菜について、またこの企画について多くの人たちに知ってもらうことができて、この企画をしてよかったなと感じました。