[SGH]1年生GGPプログラム 活動報告
日時:2017年10月~1月
目的:クラウドファンディングという手法を学習することによって世界に貢献できる方法を考案する
対象:GGP1年生 全員参加
第1学年GGPプログラムおいては、近年、社会的にも注目されてきたクラウドファンディングのアイデアを考案することを通じて、国際社会に実際に参加・貢献できる方法の習得を目指しました。
クラウドファンディングとは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す企画のことです。何らかの形で国際貢献するためには、どのようなアイデアを掲げて呼びかければ、多くの人々から協力(寄付)が得られるのかを、生徒たちは考案することとなりました。またクラウドファンディングの魅力は、実際に寄付をしていただいた人に、いかにユニークなリターン(リワード・お返し)ができるのかをも考案するという点にあります。全体HRでは、クラウドファンディングの概要と実際例の説明、以降週ごとにプリントを配布し、クラウドファンディングの作成方法、作成上の注意点、よいクラウドファンディングを作成するコツ、さらにユニークなアイデア例などを伝達しました。
各HRの時間を活用した取り組みでは、まず1年生全員が作成用紙に一つずつアイデアを作成、各クラスで4名から7名程度のグループ(班)を作り、その班員の中の代表を一つ選びました。次に、各班の代表がアイデアを発表し、各クラスの最優秀アイデアを一つ選び、最終的に各クラスの最優秀班が学年全体HRにおいてプレゼンテーションで発表し、学年の中の最優秀アイデアを選出しました。
各クラスの最優秀アイデアは以下の通りです。(発表時間1クラス5分)
・A組「発展途上国の子どもたちに靴を」
・B組「世界の人たちと盆踊りで仲良くしよう」
・C組「移動図書館で貧困国に本を届けよう」
・D組「アフリカで苦しんでいる子どもたちを助けよう」
・E組「アフリカの民族音楽の魅力を日本に伝えたい」
・F組「STOP Child Labor」
・G組「書道を世界に広めよう」
・H組「西宮の国際運動施設の増加・拡大」
・I組 「君の新しい未来に(子ども服を世界へ)」
このうち、プレゼンテーションに巧みな演出を取り入れたF組とI組が、同票で学年の最優秀アイデアに選ばれました。
<生徒プレゼンテーションの抜粋>
・世界の子ども1億5200万人のうち10人に一人が飢餓状態である。危険な場所で労働に従事しているのは7300万人、学校に通えない子供が6700万人いる。そんな中で私たちに何ができるだろうか。
・一年間の日本人の靴の消費量は、中国が2足に対して、5.7足である。せめて日本で廃棄される靴を、途上国に送るビジネスが確立されれば、感染症で苦しむ人々の助けとなる。