[SGH]GLPセッションを開催しました。
GLPセッション①開催しました
7月11日(金)、特別教室棟第2視聴覚室におきまして、関西学院大学国際教育・協力センターの、山田好一教授を講師にお招きし、アフガニスタンの平和構築についてご講義いただきました。
山田先生は、JICA(独立行政法人国際協力機構)において、2011年からアフガニスタン事務所長として勤務され、平和構築のためにアフガニスタンの農業・農村開発や、カブール首都圏中心の都市・インフラ整備で活躍しておられました。講義では、紛争が起きてしまう原因や、紛争を予防するために出来ることについて、実際に現地で活動されてきた方にしか語れないお話をしていただき、とても有意義な時間となりました。
生徒の感想を一部紹介します。
「援助によって紛争を止める事が出来るかもしれないと講義を受けて初めて思った。」
「グローバルな基準を世界中の国に当てはめてしまったら綻びが生じしてしまう。決まりきったグローバル化でなく、柔軟な視点をもったグローバル化を考えていきたい。」
「支援に依存しすぎないように手助けしていくのが必要だと感じた。」
「語学力や現地の宗教などの基本知識は最低限必要だと思う。」
「アフガニスタンという国を救うためには独自の文化を尊重しつつ、国としてまとまりを持たせるのが一番だと思う。そのためにはまず女性への差別をなくしたり、国民全員に正当な教育を受けさせたりして、国民全員を巻き込んで変化をしていくことが大切だと思う。」
GLPセッション②開催しました
7月14日(月)、特別教室棟第1プレゼンテーション教室におきまして、関西学院大学国際教育・協力センターの富田真紀准教授を講師にお招きし、海外で活動中の学生とのセッションを行いました。
今回は、国際社会貢献活動をしている、国際学部3年生の新田さんと高濱さんにそれぞれの活動についてお話いただきました。
新田さんは、今年の8月末まで、カンボジアに派遣されていて日本語を教えています。当日はビデオ通話で中継を結び、カンボジアの概要やインターン先での活動について語っていただきました。
後半は、昨年、インドネシアの大学で事務職員として活動された、高濱さんにお越しいただき、留学ではなく、国際インターンを選んだ理由や、インドネシアの教育現場の現状、休日の過ごし方などについて、お話いただきました。
最後に、高等部生へ「大学の4年間はあっという間に過ぎていくので、今からどんなことをしたいか、何をしたいかを事前に考えておいて、有意義な学生生活にしてほしい。」とアドバイスをしてくださいました。
生徒の感想を一部紹介します。
「今の自分に出来ることは深く学ぶことだと思った。」
「発展途上国に対する偏見が吹き飛んだ。偏見を持つことで色々なものとの出会いや発見を遠ざけてしまっていることに気付いた。」
「支援に依存しすぎないように手助けしていくのが必要だと感じた。」
「インドネシアの大学教育は日本よりも先進的で、これだけ教育に力を入れれば有望な人材が多数生まれるはずだと思う。」
「カンボジアは想像していたよりも活気があって、パワーを秘めた国だという印象を受けた。子供たちの持っているパワーは先進国でも途上国でも変わらないのだなと感じた。」