K.G.

学校生活のすべてが「探究」

AIが発達し、知りたいことの答えを瞬時に得られる時代。だからこそ、自分は何を知りたいのか。なぜそうなのか。問いを持ち、自分なりに考え、答えを探していく力が重要になります。

私たちは、こうした学びの姿勢を「探究」だと考えています。だから、探究は特別な科目だけのものではありません。礼拝、日々の授業、選択科目、クラブ活動、行事…。学校で過ごす3年間のあらゆる場面が、探究につながります。

自分で考え、選び、学び続ける。その姿勢こそが、未来を自分で切り拓く「一生モノの自由」につながっていきます。

高等部の学びにおける5つのポイント

1. キリスト教主義教育

学びの原点にある「人間」を見つめる問い

「なぜ生きるのだろう。人は、何を大切にして生きるのだろう。自分とは違う誰かと、どうすればともに生きていけるのだろう。」ーすぐには答えの出ない問いと向き合うこと。それが、関西学院高等部の学びの原点です。
礼拝や聖書の授業、人権教育を通して、人間や社会について考え、自分自身と向き合う。その積み重ねが、自分の人生を自分で選ぶ力につながります。

礼拝

週に2回、静かに自分を見つめる時間です。異文化理解、価値観の共生……現代社会でも課題として挙げられるこうした問題に、あなたならどう向き合いますか?どう生きていきたいですか?どんな自分でありたいですか?キリスト教を土台とした講話などを通じ、その内省を深めます。

「聖書科」の授業

なぜ私たちは生まれたのか。なぜ世界は問題に満ちているのか。聖書を題材にしながらそんな正解なき問いを深め、自ら考える力を養います。それは人としての生き方や他人と協調する心、主体的かつ論理的に問題解決を図る思考力、「生きる力」の源泉ともなるのです。

宗教週間の特別礼拝(宗教運動)

牧師による聖書のメッセージや、クリスチャンワーカー(キリスト教の立場で社会のために奉仕されている方)によるメッセージをききます。近年は、「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」でノーベル平和賞を受賞されたサーロー節子氏に来ていただきました。

キリスト教音楽コンサート

日本や世界で活躍されているクリスチャンシンガーをお招きして、キリスト教音楽コンサートを行います。音響機材を入れて、礼拝堂を本格的なコンサート会場にします。近年は、レーナマリア、井草聖二、サルーキ=、MIGIWA、ナイトdeライトといった方々に来ていただきました。

2. 多彩な学びとの出会い

学ぶ分野も、学び方も、自分で選ぶ

教室での授業にとどまらない「多彩な学び」との出会いを用意しています。基礎を固め、自ら探究を深める独自のカリキュラムを土台に、大学レベルの高度な学びに触れる学びから、実社会や世界と繋がり課題解決に挑戦できるプログラムまで幅広い学びを提供。多様な価値観に触れ、知的好奇心を刺激する豊かなフィールドが、生徒一人ひとりの可能性を大きく広げます。

コース制カリキュラム

1年生は徹底的に基礎を固める期間として共通の科目を受講し、2年生から希望に沿って文系・理系のコースに分かれます。多くの授業でリサーチ→ディスカッション→プレゼンテーションといった、活動が行われます。

高大連携

一定の条件下において、2,3 年生で関西学院大学の授業を受講することができます。この授業は大学生と同じ環境・レベルで学びを深められるだけでなく、関西学院大学での単位として認定されます。

企業連携

With The World等の企業と連携し、世界67か国の同世代とあらゆる社会課題について協働し、異文化理解や探究力を育む国際教育プログラムを展開。企業・行政・国際機関とも連携し、実社会と繋がるPBL型授業や海外研修を通じて、次世代のグローカルリーダー育成を目指しています。

専門家連携

多くの実技系科目は、その分野の専門家に指導いただいています。技術面はもちろんのこと、高校の教員とは異なる視点や価値観に触れることで、自らの世界をも広げることができます。

※掲載内容は2026年度のものです。開講科目は年度によって異なります。

3. 探究型科目

国内外の「なぜ?」に、飛び込んでいく

「もっと知りたい」「なぜだろう」という好奇心は、探究の出発点。多彩な選択科目の中でも、こうした問いを起点に、実験・調査や体験を通して学びを深めるのが探究型科目です。自らが実験・調査を通じて得た結果や自らの体験・経験が、社会をよりよくする可能性へとつながっていきます。興味関心のあるテーマについて、仲間と協働し、周りにいる人や社会に貢献できる力を身につけましょう。

<探究型科目の例>

1年

探究ベーシック

2年

AI活用
グローバルスタディ
サイエンス探究
アート思考
福祉探究

エネルギー探究
ピーススタディ
スポーツ探究
英語探究
情報モラル探究

3年

AI活用
グローバルスタディ
サイエンス探究
アート思考
福祉探究

エネルギー探究
生活文化探究
教育探究
歴史探究
ツーリズム探究

※3年生はいずれもアドバンスト

※掲載内容は2026年度のものです。開講科目は年度によって異なります。

4. 読書科

興味関心に基づいて「問い」を深めていく

1976年に開設された関西学院独自の科目「読書」は、高等部における学びの核となる授業です。生徒一人ひとりが自らの興味関心に基づいて探究テーマを設定し、図書館の豊富な蔵書や多様な資料を活用しながら、「問い」を深めていきます。3年次には、学びの集大成として論文にまとめ、発表を行います。この学びのプロセスは、他教科の学習内容の理解をより深めるための「学び方」を培うとともに、各教科学習で得た知識や視点が読書科での探究に還元され、学びの相乗効果を生み出します。

5. グローバルプログラム

世界を知ることが、未来を選ぶ力になる

世界には、自分とは異なる言葉があり、文化があり、価値観がある。その違いに触れることは、自分の「当たり前」を見つめ直し、新しい視点や問いに出会うことでもあります。高等部の英語教育は「使える英語」を目指した実践的なカリキュラムが特長です。さらに充実した留学プログラムや国際交流の機会を通して、実際に世界とつながる経験を重ねます。
知らなかった世界を知る。自分とは違う考えに出会う。そこから生まれる「もっと知りたい」が、次の探究へとつながっていきます。