SDGsの概念や、17のゴールについて理解を深めます。身近な社会で起こっているSDGsの問題に目を向け、その解決策を見出していく中で、自分たちの生活に結び付けて考えることの大切さを理解します。
フィールドスタディを通して地域において様々なSDGsの取り組みをしている団体や人々の生の声を収集します。グループで協働してその現場を訪問することで、社会との接点を作り出す経験をします。
フィールドスタディで経験した「社会を知る・社会の中の自己を知る学び」を発表内容にまとめる過程の中で、社会の一員である自分たちがこれからの社会で起こすべきアクションの方向性について考えを発展させます。
ソーシャル探究は、1年生が学年全体で取り組む活動です。3学期の毎週1時間を利用して、様々な社会問題について知識を深め、自分たち自身でその問題についてリサーチし、解決策について発表を行う活動です。学期末には各クラスから選ばれたグループがそれぞれの関心のある社会問題についてパワーポイントなどを用いてプレゼンテーションを行います。
ワークショップの様子
プレゼン発表の様子
これからの社会でますますその重要性が増すAIについて学び、そのAIを活用して様々な課題を解決する技術を学ぶことを目的とした授業です。実際にAIを利用している企業への訪問等を通して、AIを活用する技術を学んでいきます。
教室を出て社会に学ぶことを通じて、「平和」や「人権」という大きなテーマに取り組みます。2年生は「長崎・沖縄・アウシュビッツ」をキーワードに「平和を実現する方法」を学びます。実際に長崎や私たちの近くにある「沖縄・アウシュビッツ」への訪問も予定しています。またプレゼンの仕方、小論文の書き方、「ものの見方」について学びます。
オンラインディスカッションを用いて、外国の高校生と共に身近な社会問題の解決に取り組むPBL型授業です。
問題を感じとり、分析・議論し、解決策を企画・実行する中で、多様な価値観を越えての協働と探究の学び、そして実践的スキルを深めていきます。
これからの社会でますますその重要性が増すAIについて学び、そのAIを活用して様々な課題を解決する技術を学ぶことを目的とした授業です。実際にAIを利用している企業への訪問等を通して、AIを活用する技術を学んでいきます。
教室を出て社会に学ぶことを通じて、「平和」や「人権」という大きなテーマに取り組みます。2年生は「長崎・沖縄・アウシュビッツ」をキーワードに「平和を実現する方法」を学びます。実際に長崎や私たちの近くにある「沖縄・アウシュビッツ」への訪問も予定しています。またプレゼンの仕方、小論文の書き方、「ものの見方」について学びます。
オンラインディスカッションを用いて、外国の高校生と共に身近な社会問題の解決に取り組むPBL型授業です。
問題を感じとり、分析・議論し、解決策を企画・実行する中で、多様な価値観を越えての協働と探究の学び、そして実践的スキルを深めていきます。
本校で40年以上続く「読書科」の授業。最大の願いは生徒たちが「探究が楽しい!」と実感して高等部を卒業し、大学に進学してくれること。探究テーマを生徒一人ひとりが自分の興味・関心に応じて設定し、図書館の豊富な蔵書を用いながら探究していきます。3年次には学びの集大成として一つの論文にまとめ発表します。論文作成の過程で生まれた新たな「問い」を更に探究することで、大学での学部選択や人生を切り開く力につながっていきます。
なぜ自然科学の研究をするのか。「人や社会の役に立ちたい」というのは立派な動機ですが、その根底は「おもしろい」からに尽きると思います。知られているだけでも約200万種いる生物は38億年の歴史の中で進化し、人の想像をはるかに超える多様さ、巧妙さを見せます。この授業ではまず生物の「おもしろさ」を知ったうえで、興味を持った生物種、現象について「おもしろい」を原動力に探究し、プレゼンテーション等を通して的確に伝える力を養います。
「歴史とは、現在と過去との尽きることのない対話なのです」
(E・H・カー)
過去を手がかりに現在を問い直し、常識や先入観・世間の風潮にとらわれない「クリティカルシンキング(批判的思考)」の力を身につけることを目指します。
身近な地域から歴史を見るローカルな視点と、様々な地域を広く関連づけて歴史を見るグローバルな視点を重視します。
2年生必修選択の科目の中で、生徒の発表で横断的に連携する機会を実施。教科を超えて(Cross)自由闊達に学びを共有し、さらなる探究への意欲につながっていくイメージで、Cross-CurriculumMeetingと名づけました。通称クロカリ報告会。Zoomを使用して、各授業の教室から代表生徒が学習した内容の発表を行います。発表を聞く生徒には、フィードバックシートを用いて、生徒同士で評価し合うことで今後のプレゼンテーション能力の向上に努めました。
拠点校である本校と連携校の有志生徒で構成された実行委員会が企画運営にあたり、インドネシア、フィリピン、インド、エジプトなどの高校生とともに3回にわたるオンライン国際会議を実施しました。300人程の高校生たちが参加したこのイベントでは、First「コロナとともに生きる私たち」、Second「各国にとっての平和、あなたにとっての平和」をテーマに語り合い、Finalではこれまでの探究的学びの成果を通して、SDGs実現のために自分たちにできることを宣言として共有しました。英語でのプレゼンテーションやディスカッション以上に、テーマ設定からプログラムの企画や広報、そして実際の進行に携わった経験は、実行委員を大きく成長させました。
自分たちがSDGsの解決の主体としてこれから何ができるのかについて、多くの他校の高校生と一緒に考え、互いに学びを得ることを目的としたプログラム。拠点校である本校と、連携校からの有志生徒で構成された実行委員会を結成し、講師の選定、交渉や企画の詳細に関する立案、広報用のチラシ作成などの準備だけでなく、当日の進行についても、生徒たちがイベントを受け身で参加するのではなく、自分たちのイベントとして責任を持って運営しました。
関西学院高等部の探究型授業
グローバル探究BASICでは、生徒一人ひとりが社会に自らの視点で課題を見出し仮説を立てフィールドワークを通して検証する取り組みを行っています。それらの課題はSDGsの17の目標に還元することができ、実際にその解決に向けて取り組まれている企業やNGO、NPO、地方自治体の方々へのインタビューは、知識の発見だけでなく自らの具体的なアクションを考察する重要な手掛かりとなっています。
世の中が変化する現代において、環境や貧困、格差等様々な問題を自ら主体的に考え、様々な意見を互いに認め合い語り合える仲間たちとの出会い。そこで生まれる気づきから自分にできることは何かを考えることができる。それが、僕自身にとっての当プログラムの魅力です。このプログラムを通じて、これからの社会を創造してゆく一員として、自分にできることとは何かを探究する旅をしています!
AI活用では、実際にAIが活用されている現場へのフィールドワークや、AIを活用してビジネスをされている方の講演、またAIに関するプログラミング実習等を通して、社会の様々な課題をAIを活用してどのように解決していくのか、その手法を学ぶ授業を展開しています。各学期末には、自分たちが考えたAI製品やそのアイデアについて、個人やチームでプレゼンテーションを行い、様々な角度からAIを学んでいます。
実際に社会で働く方々の話を聞いて、グループで話し合いをしながら「AI活用人材」になるための知識を得ました。AIの使い方だけでなく、より良い話し合いの方法や、社会で必要とされるITの知識を学びました。私は、教育機会を少しでも増やすことができるような「問題を自動作成するAI」をグループで考えたり、授業の知識を元に、友達と「SDGsについて話し合う」ゲームをIT技術を活用しながら作ったりしています。
今年度は2年間かけて「平和」という大きなテーマを「関西学院と戦争」というローカルな視点から考え、KG Peace MapというARを用いてキャンパス内の戦跡を紹介するウォーキングマップを作成しました。ワークショップ開催や数々の発表、ポスターやメディアを用いた広報活動、戦争を経験したOBへのインタビュー等、教室外へどんどん飛び出しています。教科書を超えた学びの面白さと難しさを経験しています。
この授業を通して「新しいことに挑戦する力」が身につきました。全国高校生フォーラムでの英語プレゼン、KG Peace Map作成での動画やARコンテンツの作成や分厚い歴史書の中からの情報収集等、先生に言われてからするような座学スタイルではなく、自分たちが必要だと感じて動くことを大切にするこの授業だからこそできました。新たな挑戦から学びを得て、大きな成長を実感することもできました。
温暖化をテーマに、1年目の2年生では、考え、「知る」過程を経て「行動する」ことについて学びました。生徒それぞれが教育や行動の必要性、植樹の意味などの問題に気づき、それを小学校への訪問授業や高校生との交流会、動画での普及、実際の植樹と炭素の固定化といった解決策へと発展させました。2年目となる3年生では、その計画をフィリピンの高校生とオンラインでつながり、英語で議論・調整しながら共に創り上げました。
地球温暖化の解決に向けて、“私たちにできること”を一から企画し、実践しました。文化祭では、オリジナルエコバックを製作・販売し、売り上げをフィリピンのNGO団体“LOOB”に寄付しました。また、フィリピンに住む現地の生徒とのスカイプでのディスカッションを重ね、Instagramの共同アカウントを開設しました。国境を越え、言語の壁を越えての探究を展開することができ、国際的な視野を養うことができました。